2024/2/1
dカードの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
ドコモでおなじみのdポイントが貯まるdカード
dカードはドコモユーザーが多く利用しており、水光熱費の支払いにも利用される方が多いです。
dカードでは、クレジットカードのほかキャッシングサービスも行われており、dカードの返済にお困りの方も多いかと思います。
なお、任意整理を行うとその会社のサービスが利用できないことが通常ですが、dカードの任意整理では、ドコモの携帯電話については引き続き利用することができます。
それでは、dカードを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 dカード
会社名 株式会社NTTドコモ
本社所在地 東京都千代田区永田町2-11-1
主な関連会社 NTTコミュニケーションズ
ニッテレ債権回収株式会社
dカードの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
dカードの任意整理はニッテレ債権回収と行う
dカードの運営会社である株式会社NTTドコモに受任通知を送ると、株式会社NTTドコモはニッテレ債権回収株式会社に債権譲渡します。
そのため、dカードの任意整理の交渉は、ニッテレ債権回収株式会社と行うことになります。
dカードの任意整理はやや条件が悪いです。
dカードの任意整理では、原則最大36回分割までとなります。
以下で詳しく解説していきます。
原則として最大36回分割までとなります。
※債務額が多い場合や収支状況によっては48回程度の分割も可能な場合があります。
原則として免除してもらえます。
原則として免除していただけます。
dカードにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①50代男性
②会社員
③予定返済総額:約130万円(元金約100万円、利息約30万円)
④返済期間:約3年
⑤任意整理前の月々の返済額:約3万円
①返済総額:約100万円
②分割回数:48回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約2万1000円
将来利息 約30万円の減額
月々の返済額 約9000円の減額
①40代女性
②会社員
③予定返済総額:約120万円(元金約100万円、利息約20万円)
④返済期間:約2年
⑤任意整理前の月々の返済額:約6万円
①返済総額:約100万円
②分割回数:36回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約2万8000円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約3万2000円の減額
①20代男性
②会社員
③予定返済総額:約90万円(元金約75万円、利息約15万円)
④返済期間:約4年
⑤任意整理前の月々の返済額:約3万8000円
①返済総額:約75万円
②分割回数:42回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約1万8000円
将来利息 約15万円の減額
月々の返済額 約2万円の減額
完済から5年間は全てのクレジットカード利用や借り入れができなくなる
dカードを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間は全てのクレジットカードが使えなくなり、借り入れも一切できなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、クレジットカードで生活費を支払っている場合には、カード払いから振込や口座引き落としの方法に変更する必要があります。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
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