2024/2/14
au(KDDI)の任意整理/通信料金・auかんたん決済の任意整理
【借入先別】任意整理情報
au(KDDI)は大手キャリアの1つであり、非常に多くの方がau(KDDI)の携帯電話やインターネット等を利用されています。
通信会社であるau(KDDI)では、携帯電話の端末代金を分割払いにしても分割手数料や利息等は発生しません。
しかし、au(KDDI)の携帯電話料金や端末代金の支払いを怠ると、遅延損害金が発生するとともに、未払料金の回収を委託された法律事務所から未払金の督促がなされることになります。
今回は、au(KDDI)を任意整理した場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
au(KDDI)に関する基礎情報
商品名:au・povo・auひかり・auでんき
会社名:KDDI株式会社
本社所在地:東京都千代田区飯田橋3-10-10
設立:1984年
主な関連会社:auフィナンシャルサービス
auじぶん銀行
UQコミュニケーションズ
任意整理の用語解説
au(KDDI)の任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
①将来利息
今後支払うべき利息を指します。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
②和解
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
③和解成立日までの経過利息
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)を指します。
多くの会社では、年に20%程度の利息がかかります。
④返済期間
借り入れてから任意整理を行うまでの返済期間を指します。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
⑤受任
弁護士が任意整理の依頼を受けたことを指します。
⑥予定返済総額
任意整理を行わない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)を指します。
au(KDDI)における最近の任意整理の状況
au(KDDI)は任意整理に協力的な会社です。
原則として遅延損害金の免除と最大60回分割が可能です。
au(KDDI)の任意整理情報
分割回数
最大60回分割が可能です。
将来利息
au(KDDI)の任意整理では将来利息は生じません。
和解成立日までの経過利息
原則として免除していただけます。
au(KDDI)における任意整理の主な解決事例
解決事例①
任意整理前の状況
①返済総額:約40万円
②返済期間:約1年
③任意整理前の月々の返済額:約5万円
任意整理の結果
①返済総額:約40万円
②分割回数:60回の分割払い
③月々の返済額:約6700円
任意整理によって減額できた金額
月々の返済額 約4万3300円の減額
解決事例②
任意整理前の状況
①返済総額:約65万円
②返済期間:約5年
③任意整理前の月々の返済額:約8万円
任意整理の結果
①返済総額:約65万円
②分割回数:60回の分割払い
③月々の返済額:約1万1000円
任意整理によって減額できた金額
月々の返済額 約6万9000円の減額
au(KDDI)を任意整理する場合の注意点
完済から5年経過するまではクレジットカード利用や各種借入・ローンが一切できなくなる
au(KDDI)を任意整理した場合、完済から5年経過するまでは、各種借入やローン、クレジットカード利用、携帯電話等の機種代の分割購入などができなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、今後マイホームや自動車をローンで購入する予定の方は、一定期間はローンが組めなくなることに注意する必要があります。
大手通信キャリアの回線契約ができなくなる
au(KDDI)を任意整理した場合、大手通信キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ、楽天モバイル等)における携帯電話の回線契約ができなくなります。
これは、いわゆる携帯ブラックと呼ばれるものです。
そのため、今後はご家族など他者名義で携帯電話を契約してもらうか、ご自身名義でプリペイド携帯、SIMフリー、格安SIM等の携帯ブラックでも契約できるものを選ぶ必要があります。
この記事を書いた人
セントラルサポート法律事務所
弁護士:安井孟(埼玉弁護士会所属)
債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

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