2024/1/30
MUFGカードの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
MUFGカードは、有名な三菱UFJグループの三菱UFJニコスが発行するカードです。
MUFGカードは、クレジットカードとしてショッピングに利用するほか、キャッシング(借入)も可能です。
MUFGカードを利用される方の中には、ショッピングリボやキャッシングが増え、返済が難しい方もいるかと思います。
今回は、MUFGカードを任意整理する場合の最近の状況について、埼玉で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 MUFGカード
会社名 三菱UFJニコス株式会社
本社所在地 東京都千代田区外神田4-14-1
主な関連会社 三菱UFJフィナンシャルグループ
三菱UFJ銀行
MUFGカードの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
MUFGカードの運営会社である三菱UFJニコスは、任意整理に協力的な会社です。
MUFGカードの任意整理では将来利息の免除や長期分割が可能です。
以下で詳しく解説していきます。
原則として60回分割に応じてもらえます。
※具体的な状況によっては60回以上の分割が可能な場合もあります。
免除してもらえます。
免除してもらえません。
MUFGカードにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①予定返済総額:約450万円(元金約290万円、利息約160万円)
②返済期間:約3年半
③任意整理前の月々の返済額:約6万円
①任意整理後の返済総額:約290万円
②分割回数:110回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約2万7000円
将来利息 約160万円の減額
月々の返済額 約3万3000円の減額
①予定返済総額:約140万円(元金約100万円、利息約40万円)
②返済期間:約7年
③任意整理前の月々の返済額:約3万円
①任意整理後の返済総額:約100万円
②分割回数:60回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約1万7000円
将来利息 約40万円の減額
月々の返済額 約1万3000円の減額
①予定返済総額:約90万円(元金約70万円、利息約20万円)
②返済期間:約3年
③任意整理前の月々の返済額:約2万5000円
①任意整理後の返済総額:約70万円
②分割回数:60回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約1万2000円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約1万3000円の減額
完済から5年経過するまでは各種ローンやクレジットカード利用等が一切できなくなる
MUFGカードを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年程度経過するまでは、各種借入やローン、クレジットカード利用、スマートフォン等の機種代の分割購入等が一切できなくなります。
これは、ブラックリストに載る(個人信用情報機関に事故情報が登録される)ためです。
日常の生活費等をクレジットカードで決済されている方の場合、クレジットカードが利用できない代わりにデビットカードで代用するということが可能です。
MUFGカードでショッピングとキャッシングの双方を利用している場合、一方だけの任意整理はできない
MUFGカードのうち、ショッピング利用枠のみを任意整理したり、キャッシング利用枠のみを任意整理することはできません。
MUFGカードを任意整理する場合には、ショッピングもキャッシングも両方とも任意整理する必要がありますので注意しましょう。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
