2023/7/17
【2023年版】常陽銀行(キャッシュピット)の任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
女優の深田恭子さんが出演するCMで有名な常陽銀行キャッシュピット。
常陽銀行は、キャッシュピットという名前のキャッシングサービスを行っています。
また、常陽銀行の口座を持っていなくても借入ができることから、利用者数も増加しています。
なお、常陽銀行(キャッシュピット)には保証会社としてアコムが付いており、任意整理をする場合にはアコムと交渉する必要があります。
今回は、常陽銀行(キャッシュピット)を任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 キャッシュピット
会社名 株式会社 常陽銀行
本社所在地 茨城県水戸市南町2丁目5番5号
主な関連会社 株式会社めぶきカード
アコム株式会社
常陽銀行(キャッシュピット)の任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
常陽銀行の任意整理は、保証会社であるアコムと和解交渉を行うことになります。
そのため、常陽銀行の任意整理の状況は、アコムにおける任意整理の状況となります。
常陽銀行の保証会社であるアコムは任意整理に対してやや厳しい会社です。
特に、返済期間が短い場合には長期の分割が難しくなります。
以下で詳しく解説していきます。
最大で50回分割程度
返済期間が短い場合(3年未満等)、最大でも36回分割程度となります。
原則として免除してもらえます。
免除には応じてもらえません。
ただし、現在では和解成立日までの経過利息を免除していただける業者はあまりありませんので、通常通りの対応といえます。
常陽銀行(キャッシュピット)における任意整理の主な解決事例を紹介します。
①30代男性
②会社員
③予定返済総額:約70万円(元金約50万円、利息約20万円)
④返済期間:約4年
⑤任意整理前の月々の返済額:約1万5000円
①返済総額 約50万円
②分割回数 50回の分割払い
③将来利息 全額免除
④月々の返済額 約1万円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約5000円の減額
①20代男性
②個人事業主
③予定返済総額:約55万円(元金約40万円、利息約15万円)
④返済期間:約6年
⑤任意整理前の月々の返済額:約1万2000円
①返済総額 約40万円
②分割回数 50回の分割払い
③将来利息 全額免除
④月々の返済額 約8000円
将来利息 約15万円の減額
月々の返済額 約4000円の減額
完済から5年間は借入やクレジットカード利用等ができなくなる
常陽銀行(キャッシュピット)を任意整理した場合、任意整理による返済が終了(完済)してから5年間は消費者金融等からの借入やクレジットカード利用、スマートフォンの機種代の分割購入等ができなくなります。また、賃貸住居に引っ越す際、信販会社系(オリエントコーポレーション、エポスカード、アプラス等)が家賃保証会社の場合、家賃保証の審査に落ちることがあります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
常陽銀行の口座が凍結される
常陽銀行に受任通知を送ると、常陽銀行の口座が凍結されます。
凍結は1か月から3か月程度で解除されますが、その間はお金の引き出しができなくなります。
常陽銀行に預金がある方や、給与口座が常陽銀行になっている方は、必ず受任通知を送る前に預金を引き出し、給与口座の変更を行いましょう。
常陽銀行の口座残高が0になる
常陽銀行に受任通知を送ると、受任通知が届いた時点での口座残高が0になります。
もっとも、受任通知が送られた後に入金されたお金が0になることはありません。
常陽銀行に預金がある方は、必ず受任通知を送る前に預金を引き出しましょう。
返済期間が短い場合には分割回数が短くなる
常陽銀行の保証会社であるアコムは、返済期間が短い場合には分割回数が36回以内など短くなります。
※極端に返済期間が短い場合(半年未満等)には、分割回数が24回以内となることもあります。
そのため、常陽銀行を任意整理する場合には、返済期間の長さ(返済実績)が重要となります。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
借金・債務整理のご相談はセントラルサポート法律事務所へ
【相談料無料】【着手金不要】
【リーズナブルで親身な対応】
【家族や友人・会社に知られにくい対応】