2023/3/13
【2023年版】LINEポケットマネーの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
LINEが行うキャッシングサービスとして、LINEポケットマネーがあります。
LINEポケットマネーでは、借り入れたお金を銀行口座へ振り込む方法のほか、LINE Pay残高として受け取ることもできます。そして、LINEポケットマネーの返済ではLINE Payからの返済も可能など、LINEの機能を利用しながらキャッシングができるサービスとなっています。
なお、LINEポケットマネーを任意整理しても、LINEアカウントが削除されたり、LINEミュージックなど他のLINE関連サービスが使えなくなるということはありませんのでご安心ください。
今回は、LINEポケットマネーを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 LINEポケットマネー
会社名 LINE Credit 株式会社
本社所在地 東京都品川区西品川1-1-1
主な関連会社 LINE Financial株式会社
日本債権回収株式会社
LINEポケットマネーの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
LINEポケットマネーの任意整理は日本債権回収株式会社と行う
弁護士がLINEポケットマネーの運営会社であるLINEcredit株式会社に受任通知を送ると、LINEcredit株式会社は日本債権回収株式会社に債権譲渡します。
そのため、LINEポケットマネーの任意整理の交渉は、日本債権回収株式会社と行うことになります。
LINEポケットマネーは任意整理に協力的です。
LINEポケットマネーの任意整理では、原則として将来利息の免除と元金の60回分割が可能です。
以下で詳しく解説していきます。
原則として60回分割に応じてもらえます。
原則として免除してもらえます。
経過利息の免除には応じていただけません。
もっとも、近年では和解成立日までの経過利息を免除していただける会社の方がむしろ少ないですので、通常通りの対応といえます。
LINEポケットマネーにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①40代男性
②公務員
③予定返済総額:約85万円(元金約65万円、利息約20万円)
④返済期間:約3年
⑤任意整理前の月々の返済額:約2万5000円
①返済総額:約65万円
②分割回数:60回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約1万1000円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約1万4000円の減額
①20代男性
②会社員
③予定返済総額:約40万円(元金約30万円、利息約10万円)
④返済期間:約1年
⑤任意整理前の月々の返済額:約1万1000円
①返済総額:約30万円
②分割回数:60回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約5000円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約6000円の減額
完済から5年間は全てのクレジットカード利用や借り入れができなくなる
LINEポケットマネーを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間は全てのクレジットカードが使えなくなり、借り入れも一切できなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、クレジットカードで生活費を支払っている場合には、カード払いから振込や口座引き落としの方法に変更する必要があります。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
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