NTTドコモは大手キャリアのうちの1つであり、現在数多くの方がドコモの携帯電話やインターネット等を利用されています。なお最近では格安スマホのahamoを利用される方も多いです。

ドコモでは、携帯電話としても利用のほかにD払いというキャリア決済も利用することができ、D払いも毎月の携帯料金とともに請求されます。

その結果、D払いの料金が徐々に高額になり毎月の料金が払えなくなる方も多くいらっしゃいます。

今回は、NTTドコモを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。

 

 

商品名　　　　ドコモ

　　　　　　　ahamo

会社名　　　　株式会社NTTドコモ

本社所在地　　東京都千代田区永田町2丁目11番1号

主な関連会社　NTTコミュニケーションズ㈱

　　　　　　　オリックス・クレジット㈱

 

 

NTTドコモの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。

 

 

今後支払うべき利息です。

多くの会社では、年に18％程度の将来利息がかかります。

 

 

弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。

 

 

和解が成立するまでの利息（遅延損害金）をいいます。

多くの会社では、年に20％程度の利息（遅延損害金）がかかります。

 

 

借り入れの返済期間をいいます。

例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月～2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間（12か月）となります。

 

 

弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。

 

 

任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額（借入元金に利息を加えた合計金額）です。

 

 

NTTドコモの任意整理では、最大で40回程度の分割払いまで認められます。

以下で詳しく解説していきます。

 

 

 

最大で40回程度の分割が認められます。

 

 

NTTドコモの任意整理では、将来利息は生じません。

 

 

経過利息は一部免除いただけます。

 

 

NTTドコモにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。

 

 

 

①40代男性

②会社員

③返済総額：約35万円

⑤任意整理前の月々の返済額：一括請求

 

 

①任意整理後の返済総額：約35万円

②分割回数：39回の分割払い

③月々の返済額：9000円

 

 

月々の返済額　一括請求状態から月9000円の分割払いに減額

 

 

 

①30代女性

②会社員　

③返済総額：約40万円

④任意整理前の月々の返済額：一括請求

 

 

①任意整理後の返済総額：約40万円

②分割回数：24回の分割払い

③月々の返済額：1万7000円

 

 

月々の返済額　一括請求状態から月1万7000円の分割払いに減額

 

 

完済から5年程度は全ての借入・クレジットカード利用ができなくなる

 

NTTドコモを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年程度は全てのクレジットカード利用、借入、各種ローン（自動車ローン、携帯電話機種代の分割ローン等）もできなくなります。

これは、いわゆるブラックリストに載るためです。

 

 

 

セントラルサポート法律事務所

弁護士　安井孟（埼玉弁護士会所属）

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