2022/4/28
【2022年版】アイフルの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
「そこに愛はあるんか?」のCMでおなじみのアイフル
アイフルは、創業50年以上の老舗の消費者金融であり、名前を知っている方も多いかと思います。
そのため、アイフルから借入を行い、返済にお困りの方もいるかと思います。
今回は、アイフルを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 アイフル
会社名 アイフル株式会社
本社所在地 京都府京都市下京区烏丸五条上る高砂町381‐1
主な関連会社 ライフカード株式会社
AGミライバライ株式会社
AG債権回収株式会社
アイフルの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
アイフルは任意整理に協力的な会社です。
アイフルとの任意整理では、原則として将来利息の免除と元金の60回分割が可能です。
ただし、返済期間によっては将来利息を求められる場合があるため注意が必要です。
以下で詳しく解説していきます。
原則として60回分割に応じてもらえます。
100万円以上の借入の場合には72回分割にも応じてもらえます。
原則として免除してもらえます。
ただし、返済期間が1年未満の場合には、5%程度の将来利息が求められます。
免除には応じてもらえません。
もっとも、和解成立日までの経過利息を免除してくれる会社はあまりありませんので、通常通りの対応といえます。
アイフルにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①60代男性
②会社員
③予定返済総額:約135万円(元金約90万円、利息約45万円)
④返済期間:約4年
⑤任意整理前の月々の返済額:約2万5000円
①任意整理後の返済総額:約90万円
②分割回数:60回の分割払い
③将来利息:全額免除
④月々の返済額:約1万5000円
将来利息 約45万円の減額
月々の返済額 約1万円の減額
①20代男性
②会社員
③予定返済総額:約185万円(元金約120万円、利息約65万円)
④返済期間:6か月
⑤任意整理前の月々の返済額:約3万円
①任意整理後の返済総額:約138万円(元金約120万円、利息約18万円)
②分割回数:72回の分割払い
③将来利息:5%
④月々の返済額:約1万9000円
将来利息 約47万円の減額
月々の返済額 約1万円の減額
完済から5年間はアイフルを含めて借入ができなくなる
アイフルを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間はアイフルを含めた消費者金融等からの借入が一切できなくなり、クレジットカードも使えなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、今後マイホームや自動車を購入する予定の方は、一定期間はローンが組めなくなることに注意する必要があります。
返済期間が短い場合には将来利息が求められる
アイフルの任意整理では、返済期間が1年未満の場合には将来利息を求められます。
そのため、アイフルの任意整理を行う場合には、返済期間に注意する必要があります。
もっとも、将来利息を求める代わりに分割回数を長くしてもらえますので、その点は柔軟な対応をしてもらえる会社です。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
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