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2023/2/15

【2023年版】新生銀行カードローンの任意整理/任意整理の業者別情報

【借入先別】任意整理情報

 

 

レイクやアプラスで知られる新生銀行グループ

新生銀行グループの中心的存在である新生銀行では、消費者向けのカードローンを行っています。そのため、新生銀行から借入(キャッシング)をしている方も多く、借入返済にお困りの方も多くいらっしゃいます。

今回は、新生銀行を任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。

 

 

商品名    新生銀行カードローンエル

       新生銀行スマートカードローンプラス

会社名    株式会社新生銀行

本社所在地  東京都中央区日本橋室町2‐4‐3

主な関連会社 新生フィナンシャル株式会社

       新生パーソナルローン株式会社

       株式会社アプラス

 

 

新生銀行の任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。

 

 

今後支払うべき利息です。

多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。

 

 

弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。

 

 

和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。

多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。

 

 

借り入れの返済期間をいいます。

例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。

 

 

弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。

 

 

任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。

 

 

新生銀行の任意整理では、保証会社である新生フィナンシャルと交渉を行うことになります。

 

 

新生銀行の保証会社である新生フィナンシャルは、任意整理に協力的な会社です。

新生銀行の任意整理では、原則として将来利息の免除と元金の60回分割が可能です。

以下で詳しく解説していきます。

 

 

 

原則として60回分割に応じていただけます。

 

 

原則として免除していただけます。

 

 

経過利息の免除には応じていただけません。

もっとも、和解成立日までの経過利息を免除していただける会社はあまりありませんので、通常通りの対応といえます。

 

 

新生銀行における任意整理の主な解決事例を紹介していきます。

 

 

 

①30代女性

②会社員

③予定返済総額:約90万円(元金約60万円、利息約30万円)

④返済期間:約10年

⑤任意整理前の月々の返済額:約1万5000円

 

 

①任意整理後の返済総額:約60万円

②分割回数:60回の分割払い

③将来利息:全額免除

④月々の返済額約1万円  

 

将来利息   約30万円の減額

月々の返済額 約5000円の減額

 

 

 

①50代男性

②会社員 

③予定返済総額:約120万円(元金約80万円、利息約40万円) 

④返済期間 約7年

⑤任意整理前の月々の返済額:約2万円

 

 

①任意整理後の返済総額:約80万円

②分割回数:60回の分割払い

③将来利息:全額免除

④月々の返済額:約1万3300円

 

 

将来利息   約40万円の減額

月々の返済額 約6700円の減額

 

 

完済から5年間は新生銀行を含めて借入ができなくなる

 

新生銀行を任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間は新生銀行を含めて消費者金融等からの借入が一切できなくなり、クレジットカードも使えなくなります。

これは、いわゆるブラックリストに載るためです。

そのため、今後マイホームや自動車の購入予定がある方は、一定期間ローンが組めなくなることに注意する必要があります。

 

早めの和解を求められる

 

新生銀行の保証会社である新生フィナンシャルは、受任から2か月程度経過すると和解を求めてきます。

早期に和解しないと任意整理ができないわけではありませんが、和解までに時間がかかると、その分和解成立日までの経過利息が高額になります。

 

裁判を起こされる可能性がある

 

新生銀行の保証会社である新生フィナンシャルは早めの和解を求められるだけでなく、和解までに時間がかかると裁判を起こしてくることもあります。

裁判を起こされた場合には、追加の弁護士費用がかかりますし、任意整理の和解条件も悪くなりますので、早めの和解が重要です。

早めの和解を行うためにも、返済に困ったら早めの相談が大切です。

 

新生銀行の口座が凍結される

 

新生銀行に受任通知を送ると、新生銀行の口座が凍結されます。

凍結は1か月から3か月程度で解除されますが、その間はお金の引き出しができなくなります。

新生銀行に預金がある方や、給与口座が新生銀行になっている方は、受任通知を送る前に預金を引き出し、給与口座の変更を行いましょう。

 

新生銀行の口座残高が0になる

 

新生銀行に受任通知を送ると、受任通知が届いた時点での口座残高が0になります。

もっとも、受任通知が送られた後に入金されたお金が0になることはありません。

新生銀行に預金がある方は、受任通知を送る前に預金を引き出しておきましょう。

 

 

セントラルサポート法律事務所

弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)

任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

 

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