債務整理とは、借金・負債を弁護士が法律を使って整理する手続きです。
債務整理には大きく分けて次の3つの手段があります。

①「任意整理」

②「個人再生」

③「自己破産」

それぞれについて、順に解説していきます。

 

 

任意整理とは、弁護士が貸金業者と交渉し、月々の返済額を減額するとともに、利息を免除してもらう方法です。任意整理では、自動車やマイホームなど、財産を残しながら借金を整理することができます。

 

任意整理のメリット

①月々の返済額が減る

②利息を免除できる

③会社や家族、友人等に借金のことがバレにくい

④借入の原因がギャンブルや浪費でも対応可能

⑤自動車やマイホームなどの財産を確実に残すことができる

⑥弁護士に任せて結果を待つだけで良い

⑦解決までの時間が比較的短い

 

任意整理のデメリット

①任意整理ができない業者もある

②完済から、5程度はカードが作れない・借入ができない

 

任意整理がオススメの方

①家族や会社、友人などに借金のことをバレたくない方

②元金を5年程度で返済できる方

③弁護士に任せるだけ解決したい方（お仕事等で時間が作りにくい方）

④借入の原因がギャンブルや浪費の方

 

 

個人再生とは、裁判所に申立てを行って借金を最大10分の1まで減額する方法です。個人再生では、借金を減額しながらもマイホームや自動車を残すことができます。

 

個人再生のメリット

①借金を5分の1程度減額できる

②借入の原因がギャンブルや浪費でも対応可能

③住宅や自動車などの財産を残すことができる場合がある

 

個人再生のデメリット

①家族や会社などに個人再生のことを知られる可能性がある

②完済から7年程度はカードが作れない・借入ができない

③住宅ローンを除いた借金総額が5000万円以上の場合には個人再生ができない

④ローンのある自動車は引き揚げられる

⑤具体的状況によっては住宅を残せない場合もある

⑥自分で必要書類を集める必要がある

 

個人再生がオススメの方

①マイホームを残したい方

②借入の原因がギャンブルや浪費の方

③借金を減額したい方

 

 

自己破産とは、裁判所に申立てを行って借金を0にする手続きです。自己破産では、借金が0になる代わりに、高額な財産は処分されてしまいます。

 

自己破産のメリット

借金が免除される（借金が0になる）

 

自己破産のデメリット

①家族や会社などに自己破産のことを知られる可能性がある

②マイホームや自動車など一定額以上の財産が処分される

③自己破産の後、7年程度はカードが作れない・借入がでない

④警備員や証券外務員など一部の職業は、仕事ができなくなる

⑤自分で必要書類を集める必要がある

 

自己破産がオススメの方

①借金を0にしたい方

②財産がない方

③安定した収入がない方

 

 

いかがでしたでしょうか。
今回は債務整理について解説していきました。

借金返済でお困りの方は、この記事を参考に債務整理を検討されてはいかがでしょうか？

 

 

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