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2023/1/3

【2023年版】paypay(ペイペイ)カードの任意整理/任意整理の業者別情報

【借入先別】任意整理情報

 

宮川大輔さんが出演するpaypayのCMはみなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

QRコート決済サービスを展開するpaypayはその認知度の高さから利用者が非常に多いサービスです。

そんなpaypayグループが展開するpaypayカードでは、クレジットカード利用のほか、キャッシング(借入)サービスも展開されています。

なお、以前はヤフーカード(ワイジェイカード)を利用していた方も現在ではpaypayカードに移行しています。

今回は、知名度も高いpaypayカードを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。

 

 

商品名     paypayカード

会社名     paypayカード株式会社

本社所在地   東京都千代田区紀尾井町1番3号

主な関連会社  paypay株式会社

        paypay銀行株式会社

        ソフトバンク株式会社

        ヤフー株式会社

 

 

paypayカードの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。

 

 

今後支払うべき利息です。

多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。

 

 

弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。

 

和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。

多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。

 

 

借り入れの返済期間をいいます。

例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。

 

 

弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。

 

 

任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。

 

 

paypayカードは任意整理に協力的な会社です。

paypayカードとの任意整理では、原則として将来利息の免除と元金の60回分割が可能です。

以下で詳しく解説していきます。

 

 

 

原則として、60回での分割に応じてもらえます。

ただし、60回以上の分割には応じてもらえません。

 

 

原則として免除してもらえます。

 

 

paypayカードでは、和解までの期間に応じて和解成立日までの経過利息(遅延損害金)の有無が異なります。

 

・弁護士による受任から3か月以内での和解

全額免除してもらえます。

 

・弁護士による受任から3か月以上での和解

免除されません。

 

 

paypayカードにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。

 

 

 

①40代男性

②会社員

③任意整理前の予定返済総額約95万円(元金約70万円、利息約25万円)

④返済期間:約4年

⑤任意整理前の月々の返済額:2万円

 

 

①任意整理後の返済総額:約70万円

②分割回数:60回の分割払い

③和解成立日までの経過利息:全額免除

④将来利息:全額免除

⑤月々の返済額:約1万1700円

 

 

返済総額   約25万円の減額

月々の返済額 約8300円の減額

 

 

 

①50代女性

②会社員

③任意整理前の予定返済総額約65万円(元金約50万円、利息約15万円)

④返済期間:1年

⑤任意整理前の月々の返済額:1万5000円

 

 

①任意整理後の返済総額:約50万円

②分割回数:60回の分割払い

③和解成立日までの経過利息:全額免除

④将来利息:全額免除

⑤月々の返済額:約8400円

 

 

返済総額   約15万円の減額

月々の返済額 約6600円の減額

 

 

完済から5年間はクレジットカード利用や借入ができなくなる

 

paypayカードを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間はpaypayカードを含めたクレジットカード利用や借入ができなくなります。

これは、いわゆるブラックリストに載るためです。

そのため、paypayカードで生活費を支払っている場合はもちろん、他のカードで生活費を支払っている場合には、カード払いから振込や口座引き落としの方法に変更する必要があります。

 

paypay銀行からの借り入れがある場合はpaypay銀行も任意整理する必要がある

 

paypay銀行からの借り入れでは、paypayカードが保証会社になっています。

そのため、paypay銀行からの借り入れがある場合には、paypayカードの任意整理と一緒にpaypay銀行の借り入れも任意整理する必要があります。

paypay銀行からの借り入れもある方はpaypayカードのみを任意整理することはできませんので注意が必要です。

 

paypayカードでショッピングとキャッシングの双方を利用している場合、一方だけを任意整理することはできない

 

paypayカードのうち、ショッピングだけを任意整理したり、キャッシングだけを任意整理することはできません。

 

 

セントラルサポート法律事務所

弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)

任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

 

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