セントラルサポート法律事務所

LINEでの相談は
こちら
電話での相談は
こちら

2023/6/16

PayPay(ペイペイ)銀行の任意整理/任意整理の業者別情報

【借入先別】任意整理情報

 

PayPay銀行は、以前はジャパンネット銀行という名称でしたが、現在ではPayPayグループの銀行となっています。

PayPay銀行ではキャッシングサービスとしてカードローンがありますが、申し込みから返済まで全てネット完結するものとなっており、利用しやすいサービスです。

そのため、PayPay銀行から借り入れを行う方も多く、その中には返済にお困りの方もいるのが現状です。

今回は、PayPay銀行を任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。

 

PayPay銀行に関する基礎情報

 

商品名:PayPay銀行カードローン

会社名:PayPay銀行株式会社

本社所在地:東京都新宿区西新宿2-1-1

設立:2000年9月19日

主な関連会社:PayPayカード株式会社

 

任意整理の用語解説

 

PayPay銀行の任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。

 

①将来利息

 

今後支払うべき利息を指します。

多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。

 

②和解

 

弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。

 

③和解成立日までの経過利息

 

和解が成立するまでの利息(遅延損害金)を指します。

多くの会社では、年に20%程度の利息がかかります。

 

④返済期間

 

借り入れの返済期間を指します。

例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。

 

⑤受任

 

弁護士が任意整理の依頼を受けたことを指します。

 

⑥予定返済総額

 

任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)を指します。

 

PayPay銀行の任意整理はプロミスと行う

 

PayPay銀行の任意整理では、保証会社であるプロミスと交渉を行うことになります。

 

PayPay銀行における最近の任意整理の状況

 

PayPay銀行の保証会社であるプロミスは任意整理に協力的な会社です。

PayPay銀行の任意整理では、原則として将来利息の免除と最大60回分割が可能です。

 

分割回数

 

最大で60回分割に応じてもらえます。

ただし、返済期間が短い場合(返済期間2年未満等)は最大でも36回分割程度となります。

 

将来利息

 

原則として免除してもらえます。

 

和解成立日までの経過利息

 

免除には応じてもらえません。

 

PayPay銀行における任意整理の主な解決事例

 

解決事例①

 

任意整理前の状況

 

予定返済総額:約285万円(元金200万円、利息85万円)

返済期間:10年以上

月々の返済額:約4万円

 

任意整理の結果

 

返済総額:約200万円

分割回数:60回

将来利息:全額免除

月々の返済額:約3万4000円

 

任意整理によって減額できた金額

 

将来利息:85万円減額

月々の返済額:6000円減額

 

解決事例②

 

任意整理前の状況

 

予定返済総額:約150万円(元金90万円、利息60万円)

返済期間:約4年

月々の返済額:約2万円

 

任意整理の結果

 

返済総額:約90万円

分割回数:60回

将来利息:全額免除

月々の返済額:約1万5000円

 

任意整理によって減額できた金額

 

将来利息:60万円減額

月々の返済額:5000円減額

 

PayPay銀行を任意整理する際の注意点

 

完済から5年経過するまでは全ての借入やクレジットカード利用等ができなくなる

 

PayPay銀行を任意整理した場合、完済から5年経過するまでは借入が一切できなくなり、クレジットカード利用や携帯電話の機種代の分割購入もできなくなります。

これは、いわゆるブラックリストに載るためです。

そのため、今後マイホームや自動車を購入する予定の方は、一定期間はローンが組めなくなることに注意する必要があります。

 

PayPay銀行の口座が凍結される

 

PayPay銀行に受任通知を送ると、PayPay銀行の口座が凍結されます。

凍結は1か月から3か月程度で解除されますが、その間はお金の引き出しができなくなります。

PayPay銀行に預金がある方や、給与口座がPayPay銀行になっている方は、受任通知を送る前に預金を引き出し、給与口座の変更を行いましょう。

 

PayPay銀行の口座残高が0になる

 

PayPay銀行に受任通知を送ると、受任通知が届いた時点での口座残高が0になります。

もっとも、受任通知が送られた後に入金されたお金が0になることはありません。

PayPay銀行に預金がある方は、受任通知を送る前に預金を引き出しておきましょう。

 

この記事を書いた人

セントラルサポート法律事務所

弁護士:安井孟(埼玉弁護士会所属)

債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

 

借金・債務整理のご相談はセントラルサポート法律事務所へ

【相談料無料】

【着手金不要】

【リーズナブルで親身な対応】

【家族や友人・会社に知られにくい対応】