2024/11/18
任意整理のやり方を5STEPで解説|手続きの流れや期間から注意点も紹介
任意整理
任意整理をお考えの方で、手続き方法に悩んでいる方も多いと思います。本記事では、任意整理のやり方や返済期間、必要な書類などを詳しく解説しています。任意整理を予定されている方は、ぜひご覧ください。
「借金の返済に行き詰まり、任意整理を検討している」
「任意整理の手続きの流れや必要な書類が知りたい」
「任意整理を行う際の注意点やメリットを知りたい」
任意整理をお考えの方で、上記のようなお悩みはありませんか?
任意整理では、手続きの手順や必要な書類など、あらかじめ知っておくとスムーズに手続きができます。
本記事では、任意整理のやり方や返済期間、必要な書類などを詳しく解説しています。
借金でお悩みの方、任意整理をお考えの方はぜひ本記事を参考にしてください。
また、セントラルサポート法律事務所では、借金や任意整理に関するご相談を受け付けています。
フランクで話しやすい弁護士が担当するため、知り合いや家族には打ち明けづらい借金の悩みを気軽にご相談可能です。
借金や任意整理の相談をご希望の方は、以下よりお問い合わせください。
任意整理手続きのやり方【5STEPで流れを解説】
任意整理手続きのやり方を、以下の5STEPで詳しく解説します。
- STEP1.弁護士への相談
- STEP2.委任契約の締結・受任通知の発送
- STEP3.債務調査・確定
- STEP4.任意整理案の作成・交渉
- STEP5.和解成立後の弁済開始
それぞれのSTEPの詳細を見ていきましょう。
STEP1.弁護士への相談
まずは、債務整理に特化した弁護士を探し、無料相談を利用して借金問題を具体的に説明します。
説明する際は、弁護士に借金の状況(債務額、債権者数、返済の進捗など)を正確に伝えるようにしましょう。
弁護士へ詳細に説明できれば、より適切なアドバイスがもらいやすくなります。
また、任意整理が最適かどうかは、弁護士の法律アドバイスをもとに判断しましょう。質問は遠慮せずに行い、任意整理に対する不安を解消できると、冷静に対処しやすくなります。
さらに、任意整理以外の選択肢(自己破産、個人再生など)も合わせて検討するのが賢明です。
任意整理の相談の際に自己破産や個人再生なども相談すると、よりよい方法で解決できるかもしれません。
STEP2.委任契約の締結・受任通知の発送
弁護士へ正式に任意整理を依頼し、費用の見積もりを受けて委任契約を締結します。身分証明書など必要な書類を用意しましょう。
委任契約後、弁護士が債権者に受任通知を発送すると、直接の取り立てや催促がストップします。
また、債権者とのやりとりを弁護士が一括管理するため、依頼者が債権者とやり取りする必要はありません。
債務者が返済を一時的に停止できるため、安心して次のステップに進めます。
STEP3.債務調査・確定
利息制限法に基づき、弁護士が債権者に取引履歴を開示請求し、正確な借入残高や過払い金の有無を調査します。
もし過払い金があれば、弁護士に相談して返還請求をしてもらいましょう。
債務調査票を作成して債務の詳細を明確にした後、必要に応じて債権者に追加書類を請求します。
債務確定後は、弁護士が無理のない返済プランを作成し、弁済に向けた資金計画を立てていきます。
STEP4.任意整理案の作成・交渉
債務者の収入や生活状況を考慮し、任意整理案を作成します。一括返済や分割払いなどの支払い方法を選べますが、自分が無理なく返済できる方法を選ぶようにしましょう。
任意整理案が作成できたら各債権者に提示し、債務者の収入状況や返済能力を詳細にしつつ均一条件での交渉を実施します。
また、債権者からの同意を得るためには、柔軟に条件を調整するのも大切です。
STEP5.和解成立後の弁済開始
債権者の同意を得た整理案に基づき、計画通りの弁済を開始します。生活費を見直し、弁済が滞らないように収支バランスの管理を徹底していきましょう。
また、弁済期間は原則3〜5年に設定し、計画に沿った返済を継続します。途中で返済が難しくなった場合は、弁護士に相談し対応策を検討しましょう。
あとは弁済をしっかり完了させて、信用回復を目指していきます。
任意整理後の返済期間
任意整理後の返済期間は、通常3〜5年(36回〜60回払い)が一般的です。債務額が少ない場合や返済期間が短い場合などには、3年未満の返済計画が求められる場合もあります。
しかし、債権者との交渉次第では、5年を超える返済計画が認められる場合もあります。
また、一部の債権者では72回以上の分割払いが認められたケースもあり、長期間良好な取引実績がある場合には、長期返済を認めてくれる場合もあります。
特に大手クレジットカード会社や信販会社は、柔軟な対応を取ってくれる場合が多いです。
なお、任意整理後に臨時収入がある場合には、繰り上げ返済に充てると早期完済を目指せます。
繰り上げ返済を希望する場合、事前に弁護士や債権者に相談してみてください。
任意整理に必要な書類一覧
任意整理を進める上で、以下のような書類が必要です。
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
- クレジットカードや消費者金融のカード
上記の書類は、任意整理の手続きを行うために必要ですので準備するようにしてください。
ただし、必要書類は債権者や個人の状況で異なるため、まずは弁護士に相談し、具体的な指示を仰ぐようにしましょう。
任意整理を行う際の3つの注意点
任意整理を行う際は以下の3点に留意しましょう。
- 和解契約書の内容を厳守し、返済計画に沿った返済を行う
- 新しい借金をしない
- 自分で任意整理するのは難しい
それぞれの注意点を詳しく解説します。
和解契約の内容を厳守し、返済計画に沿った返済を行う
任意整理の和解契約には、支払い遅延時のペナルティを定めた懈怠約款(けたいやっかん)が含まれているため、事前に条件を確認しておきましょう。
返済遅延が続いた場合、一括請求されるリスクがあります。
また、返済スケジュールを事前に組み、返済漏れを防ぐために家計簿を活用するのがおすすめです。
和解条件に従わない場合は、再和解が難しくなる可能性があるため、和解契約の内容を厳守しましょう。
新しい借金をしない
任意整理を行うと、信用情報に事故情報が登録されるため、基本的に新規借入ができません。
仮に、任意整理中に借金を増やすと返済計画を立て直しにくくなり、最悪の場合、弁護士が辞任する場合もあります。
また、任意整理中に新しく借金してしまうと、返済負担がさらに増えてしまうため借入は避けるべきです。
自分で任意整理するのは難しい
任意整理は、取引履歴の開示請求や引き直し計算など複雑な手続きを正確に行う必要があるため、自分で行うのはハードルが高いです。
また、自分で交渉すると悪条件で和解が成立するリスクが高まります。
さらに、手続きがうまくいかなければ取り立てや督促を止められず、交渉が長期化する可能性も高いです。
このため、任意整理は弁護士などの専門家に依頼するとスムーズかつ有利に進められます。自己判断で行動するのは避け、プロのサポートも検討していきましょう。
任意整理を弁護士に依頼する3つのメリット
任意整理を弁護士に依頼するメリットは以下の3つです。
- 手続きが簡単に行える
- よりよい条件で和解できる
- 家族や周囲にバレにくい
それぞれのメリットを詳しく解説します。
手続きが簡単に行える
任意整理の手続きを弁護士に依頼すると、必要書類の収集や準備を指示してもらえるため、自分で一から調べる負担が軽減されます。
受任通知を送付してもらえれば借入先からの督促や取り立てもストップするため、早めに取り立てを止めたい場合は弁護士に依頼するのがおすすめです。
また、過払い金の確認や計算なども代行してくれるため、弁護士に依頼すれば正確かつ迅速に手続きを進められます。
さらに、和解交渉や合意書作成など複雑な手続きも、プロのサポートで安心して進められます。
よりよい条件で和解できる
経験豊富な弁護士が交渉を代行するため、将来利息や遅延損害金の減額免除が得られる可能性が高まります。
返済期間が3〜5年の無理のないプランで交渉が成立しやすくなるのも、弁護士に依頼するメリットです。
また、弁護士に依頼すれば借入先の対応が迅速化し、不利な条件での和解を避けやすくなります。
法律知識を駆使した交渉で、毎月の返済額の減額や将来利息の減額免除につなげてくれます。
家族や周囲にバレにくい
借入先とのやり取りが弁護士を通じて行われるため、家族や職場への影響が最小限に抑えられます。
書類や通知の送付先が弁護士事務所のため、プライバシー面でもメリットです。
また、信用情報に事故情報が登録されても、自分から伝えない限り知られる可能性は低くなります。
任意整理なら「セントラルサポート法律事務所」への相談がおすすめ!
任意整理は、借金問題を抱えている方の有効な解決方法の一つです。
ただし、手続きの流れや注意点を理解し、適切な方法での対処が欠かせません。自己判断で行動するのは避け、経験豊富な弁護士に相談するのがおすすめです。
また、借金の状況や悩みを正直に伝え、弁護士からアドバイスをもらえれば、任意整理の手続きがスムーズに進められるはずです。
弁護士からサポートを受け、有利な和解条件を引き出し、早期の債務解消を目指しましょう。
セントラルサポート法律事務所では、借金や任意整理に関するご相談を受け付けています。
話しやすい弁護士が担当するため、知り合いや家族には打ち明けづらい借金の悩みを気軽にご相談可能です。
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