2023/3/9
【2023年版】JCBカードの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報
日本唯一の国際カードブランドであるJCBカードは、クレジットカード会社の中でも利用者数が非常に多い会社です。
JCBカードは、ショッピング利用のほか、キャッシング(借入)利用も可能ですので、JCBカードのリボ払いや借り入れ返済にお困りの方も多いかと思います。
今回は、そのような利用者数の非常に多いJCBカードを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 JCBカード
会社名 株式会社ジェーシービー
本社所在地 東京都港区南青山5-1-22
主な関連会社 ジェーシービー・サービス
ジェーシービー・インターナショナル
JCBカードの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
JCBカードは任意整理に協力的な会社です。
JCBカードとの任意整理では、原則として将来利息の免除と元金の60回分割が可能です。
以下で詳しく解説していきます。
原則として、60回での分割に応じていただけます。
原則として全額免除していただけます。
原則として全額免除していただけます。
JCBカードにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①20代男性
②会社員
③任意整理前の予定返済総額:約150万円(元金約120万円、利息約30万円)
④返済期間:約4年
⑤任意整理前の月々の返済額:4万5000円
①任意整理後の返済総額:約120万円
②分割回数:71回の分割払い
③和解成立日までの経過利息:全額免除
④将来利息:全額免除
⑤月々の返済額:約1万7000円
返済総額 約30万円の減額
月々の返済額 約2万8000円の減額
①30代男性
②会社員
③任意整理前の予定返済総額:約40万円(元金約30万円、利息約10万円)
④返済期間:約5年
⑤任意整理前の月々の返済額:1万円
①任意整理後の返済総額:約30万円
②分割回数:60回の分割払い
③和解成立日までの経過利息:全額免除
④将来利息:全額免除
⑤月々の返済額:約5000円
返済総額 約10万円の減額
月々の返済額 約5000円の減額
完済から5年間は全てのクレジットカード利用や借入ができなくなる
JCBカードを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間は全てのクレジットカード利用や借入ができなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、JCBカードで生活費を支払っている場合はもちろん、他のカードで生活費を支払っている場合には、カード払いから振込や口座引き落としの方法に変更する必要があります。
JCBカードでショッピングとキャッシングの双方を利用している場合、両方とも任意整理することになる
JCBカードのうち、ショッピング利用枠だけを任意整理したり、キャッシング利用枠だけを任意整理するということはできません。
そのため、JCBカードでショッピング利用枠及びキャッシング利用枠の双方を利用されている場合、両方とも任意整理する必要があります。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。
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