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2025/8/27

JCBカードの任意整理/任意整理の業者別情報

【借入先別】任意整理情報

 

日本唯一の国際カードブランドであるJCBカードは、クレジットカード会社の中でも利用者数が非常に多い会社です。

JCBカードは、ショッピング利用のほか、キャッシング(借入)利用も可能ですので、JCBカードのリボ払いや借り入れ返済にお困りの方も多いかと思います。

今回は、そのような利用者数の非常に多いJCBカードを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。

 

 

商品名     JCBカード

会社名     株式会社ジェーシービー

本社所在地   東京都港区南青山5-1-22 

主な関連会社  ジェーシービー・サービス

        ジェーシービー・インターナショナル

 

 

JCBカードの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。

 

 

今後支払うべき利息です。

多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。

 

 

弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。

 

 

和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。

多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。

 

 

借り入れの返済期間をいいます。

例えば、2024年4月に100万円を借り入れ、その後、2024年5月~2025年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。

 

 

弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。

 

 

任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。

 

 

JCBカードは任意整理に協力的な会社です。

JCBカードとの任意整理では、原則として将来利息の免除と最大60回分割が可能です。

以下で詳しく解説していきます。

 

 

 

最大で60回での分割に応じていただけます。

 

 

原則として全額免除していただけます。

 

 

原則として全額免除していただけます。

 

 

JCBカードにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。

 

 

 

①任意整理前の予定返済総額約150万円(元金約120万円、利息約30万円)

②返済期間:約4年

③任意整理前の月々の返済額:4万5000円

 

 

①任意整理後の返済総額:約120万円

②分割回数:71回の分割払い

③将来利息:全額免除

④月々の返済額:約1万7000円

 

 

返済総額   約30万円の減額

月々の返済額 約2万8000円の減額

 

 

 

①任意整理前の予定返済総額約40万円(元金約30万円、利息約10万円)

②返済期間:約5年

③任意整理前の月々の返済額:1万円

 

 

①任意整理後の返済総額:約30万円

②分割回数:60回の分割払い

③将来利息:全額免除

④月々の返済額:約5000円

 

 

返済総額   約10万円の減額

月々の返済額 約5000円の減額

 

 

完済から5年経過するまでは全てのクレジットカード利用や各種借入ができなくなる

 

JCBカードを任意整理した場合、完済から5年経過するまでは全てのクレジットカード利用や借入、各種ローン(携帯電話の機種代の分割購入を含む)ができなくなります。

これは、いわゆるブラックリストに載るためです。

そのため、JCBカードで生活費を支払っている場合はもちろん、他のカードで生活費を支払っている場合には、カード払いから振込や口座引き落としの方法に変更する必要があります。

 

JCBカードでショッピングとキャッシングの双方を利用している場合、両方とも任意整理することになる

 

JCBカードのうち、ショッピング利用枠だけを任意整理したり、キャッシング利用枠だけを任意整理するということはできません。

そのため、JCBカードでショッピング利用枠及びキャッシング利用枠の双方を利用されている場合、両方とも任意整理する必要があります。

JCBの債務整理に関するよくある質問

 

JCBカードの債務整理を検討している方からよく寄せられる疑問について、詳しくお答えしていきます。

 

JCBの任意整理で返済はいつ止まりますか?

 

この点は多くの方が誤解しているため、注意が必要です。

弁護士が受任通知を送付し、JCBに受任通知が届いた時点で、「督促」は停止されます。

ただし、口座引き落としでJCBカードの支払いを行っていた場合、口座引き落とし(返済)は弁護士に依頼してから1か月程度続くことがあります。これは、口座引き落としは停止するまでに1か月程度時間を要するためです。

もっとも、弁護士に依頼した後は口座引き落としでの返済を行う必要はありません。そのため、弁護士に依頼した後、口座引き落としがなされないように、引き落とし口座から預金を引き出していただく必要があります。

なお、JCBでは、口座引き落とし日以外の日であっても引き落としがなされる「連続引き落とし」が設定されている場合があります。この場合、引き落とし日に引き落とし口座に預金がなかったとしても、その後に引き落とし口座に預金が入った場合、引き落とされてしまうことがあるため注意が必要です。

 

JCBで任意整理したことは会社や家族に分かりますか?

 

原則として、会社や家族に知られる可能性は低いです。

任意整理は裁判所を通さない手続きのため、官報に掲載されることはありません。

そのため、会社や家族に知られるリスクは自己破産や個人再生と比べて低くなります。なお、自己破産や個人再生の場合、会社や家族に知られず手続きを進めることは基本的に困難です。

ただし、任意整理を依頼する時点で長期間の延滞がある場合、裁判を起こされることがあります。この場合、自宅に裁判所から郵便が届きますので、家族に知られる可能性が高まります。

また、家族カードを利用している場合や、家族が保証人になっている場合は家族に知られる可能性が高いため注意が必要です。

詳しくは、事前に弁護士と相談することをお勧めします。

 

まとめ│JCBの債務整理では弁護士にご相談ください

 

JCBカードの債務整理では、将来利息の免除や最大60回払いでの分割返済により、返済負担を大幅に軽減できます。

弁護士による受任通知の送付で督促が停止し、精神的な負担からも解放されるでしょう。

しかし、債務整理は複雑な法的手続きであり、JCBとの交渉には専門的な知識と経験が不可欠です。

信用情報への影響や今後のクレジットカード利用制限など、将来にわたるデメリットも十分に理解した上で判断する必要があります。

当事務所では、JCBに関する多数の和解実績と知識を持つ弁護士が、直接ご相談を承ります。一人で悩まずにまずはご相談ください。

 

セントラルサポート法律事務所

弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)

債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

 

借金・債務整理のご相談はセントラルサポート法律事務所へ

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