2023/7/16
【2023年版】アコムの任意整理/任意整理の業者別情報
【借入先別】任意整理情報

「はじめてのアコム」でおなじみのアコム
消費者金融といえばアコム、というほどに知名度の高いアコムでは多くの方が借入を行っています。
債務整理をされる方では、かなりの確率でアコムからの借入があります。
今回は、アコムを任意整理する場合の最近の状況や注意点について、埼玉県で借金・債務整理に特化した弁護士が解説していきます。
商品名 アコム
会社名 アコム株式会社
本社所在地 東京都千代田区丸の内2丁目1番1号
主な関連会社 株式会社三菱UFJ銀行
三菱UFJ信託銀行株式会社
エム・ユー信用保証
アイ・アール債権回収
アコムの任意整理の状況を解説する前に、任意整理における用語を解説していきます。
今後支払うべき利息です。
多くの会社では、年に18%程度の将来利息がかかります。
弁護士が会社と交渉し、任意整理がまとまることを和解といいます。
和解が成立するまでの利息(遅延損害金)をいいます。
多くの会社では、年に20%程度の利息(遅延損害金)がかかります。
借り入れの返済期間をいいます。
例えば、2021年4月に100万円を借り入れ、その後、2021年5月~2022年4月まで返済を行った場合には、返済期間は1年間(12か月)となります。
弁護士が任意整理の依頼を受けたことをいいます。
任意整理をしない場合、本来であれば返済しなければならない金額(借入元金に利息を加えた合計金額)です。
アコムは任意整理に対してやや厳しい会社です。
返済期間が短い場合には、長期の分割が難しくなります。
以下で詳しく解説していきます。
最大で55回分割程度
返済期間が短い場合(2年未満等)、最大でも36回分割程度となります。
原則として免除してもらえます。
ただし、返済期間が1年未満の場合には、5%~10%程度の将来利息が求めらる場合があります。
免除には応じてもらえません。
もっとも、和解成立日までの経過利息を免除してくれる会社はあまりありませんので、通常通りの対応といえます。
アコムにおける任意整理の主な解決事例を紹介します。
①40代女性
②会社員
③予定返済総額:約75万円(元金約55万円、利息約20万円)
④返済期間:約7年
⑤任意整理前の月々の返済額:約1万8000円
①返済総額 約55万円
②分割回数 55回の分割払い
③将来利息 全額免除
④月々の返済額 約1万円
将来利息 約20万円の減額
月々の返済額 約8000円の減額
①40代男性
②会社員
③予定返済総額:約175万円(元金約175万円、利息約80万円)
④返済期間:約10年
⑤任意整理前の月々の返済額:約5万円
①返済総額 約175万円
②分割回数 48回の分割払い
③将来利息 全額免除
④月々の返済額 約3万7000円
将来利息 約80万円の減額
月々の返済額 約1万3000円の減額
完済から5年間はアコムを含めて借入ができなくなる
アコムを任意整理した場合、任意整理による返済が終了してから5年間はアコムを含めて消費者金融等からの借入が一切できなくなり、クレジットカードも使えなくなります。
これは、いわゆるブラックリストに載るためです。
そのため、今後マイホームや自動車を購入する予定の方は、一定期間はローンが組めなくなることに注意する必要があります。
返済期間が短い場合には分割回数が短くなる
アコムの任意整理では、返済期間が短い場合(2年未満等)、分割回数が36回以内など短くなります。
そのため、アコムを任意整理する場合には、返済期間の長さが重要となります。
三菱UFJ銀行やauじぶん銀行からの借り入れがある場合は一緒に任意整理する必要がある
三菱UFJ銀行やauじぶん銀行からの借り入れは、アコムが保証会社になっています。
そのため、三菱UFJ銀行やauじぶん銀行からの借り入れがある場合には、アコムの任意整理と一緒に三菱UFJ銀行やauじぶん銀行の借り入れについても任意整理する必要があります。
アコムのみを任意整理することはできませんので注意しましょう。
セントラルサポート法律事務所
弁護士 安井孟(埼玉弁護士会所属)
任意整理をはじめとした債務整理業務に特化した法律事務所を運営しております。

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